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デザイン

留意点:上下切り離しの必要性

img001ドラッグストアやバラエティショップにおいて、自立スペースを確保していない店舗も多く、「上下切り離し可能な形状」が必須条件となる。その場合、1500mm の高さを半分に分 ける必要が生じる。上下それぞれ750mm にする場合と、上700mm、下800mm にする場合があり、販路によって求められるサイズが異なるため、フレキシブルに対応できる構造であることがポイントとなる。

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留意点:梱包・組立て

梱包は小さければ小さいほど良いように思えるが、注意が必要である。というのも、梱包を小さくしようとすると、結果的に店舗での組み立てオペレーションが増えることとなるため。組立が少しでも生じる場合、組立説明書を同梱することが必須だ が、悲しいことに取説を見ながら組立が行われるケースは実際にはほとんどない。その背景を考慮し、取説を見なくても感覚的に組立てられる構造にすることが ポイント。女性アルバイターが一人で何も見ずに組立てられることを想定した構造が理想的。  
img002サイズが大きいため、設計段階から梱包サイズを考慮しておかないと、段ボール代、配送費に跳ね返ってしまう。また、自立で使用する場合は特に、強度の検証を念入りに行うことが必要。



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製作費について(ハード費その2・印刷代):制作コラム

 ディスプレイの印刷代についての話です。化粧品什器製作の際には、平もののチラシやパンフレット、ポスターに比べて、印刷サイズがかなり大きいです。ハンガーやカウンター什器は組立ててしまうとコンパクトになりますが、印刷は組立てる前に行うものです。折り鶴をほどいて行くと一枚の正方形の紙になるように、ディスプレイも平たく大きな紙を折り曲げて、接着してできています。
 この際、気をつけなければならないのは「紙の大きさ」と「印刷機の大きさ」です。化粧品什器制作では強度が必要なため、「板紙」という種類の厚紙が使用されます。多くの板紙は、下記の2種類の用紙サイズが用意されています。
1)K全判:940mm×640mm
2)L全判:1100mm×800mm
紙の種類によっては、菊全(939mm×636mm)もしくは四六全(1091mm×788mm)しかない場合もありますのでご注意ください。
印刷機も紙の大きさで用意されており、K全よりもL全の方が印刷代が高くなります。余談ですが、L全判機は通常のSPツールでは使用しないため、機械を持っていない印刷会社も多くあります。その場合は印刷会社自体も外部発注を行いますので、直接頼むより高くなります。L全のサイズを印刷する場合は、「そちらで機械をお持ちですか?」と確認した方がいいかもしれません。

 印刷代=枚数と認識している方が多くいらっしゃいますが、化粧品什器制作は通常の印刷に比べて極端に印刷数が少ないのがほとんどです。チラシやパンフレットなどは数万、数十万が当たり前ですが、化粧品什器は少ないと100以下、多くても5,000台を超えることは稀です。

 この場合、金額に多く関わってくるのは「使用する機械の台数」です。
極端な話ですが、100枚印刷するのと500枚印刷するのでは、最低ロット過ぎて総額はほとんど変わりません。しかし、K全1台で1,000枚印刷するのと、L全2台で100枚ずつ印刷するのでは、後者の方が倍以上の印刷代となります。
枚数が少なすぎて「枚数でのカウント」よりも、「機械占有の固定費」がほとんどになってしまうからです。

 とにかくコストを抑えたいときには、印刷サイズをなるべく小さくすることです。しかし、このことを知っている(当然印刷会社は知ってますが)デザイナー、広告営業は意外と少ないです。デザインを面付けしてみると、どうしても後少しでK全に入らない。POPパーツがはみ出してしまう。
 そんなとき、「このPOPパーツは別パーツではなく、カットアウトでいいか」とデザイナーに聞くと「どちらでもいい」と言われることが多くあります。彼らにとってはどうでも良い、小さいことかもしれませんが、それだけで数十万円のコストダウンにつながることも少なくありません。
多少ネタバレになってしまいますが、「デザインを少し変更してでも、サイズを小さくする」ことが、大幅なコストダウンにつながることもあるということ、覚えておいて損はないです。
 そして当たり前ですが、印刷会社からはその提案はほとんどありません。自ら売上を下げてしまいますから。
もし取引のある印刷会社の営業マンからその提案があったなら、顧客志向が非常に強い営業マンと言えます。

私ですか?私はそんなことをクライアントには聞きませんよ。

製作費について(ソフト費):制作コラム

「んで、結局いくらなの?」
よくお客様から言われるフレーズです。紙製ディスプレイ什器は、他の印刷物よりも工程が多く、金額構成がとても複雑です。なるべく早く、正確な金額をお伝えしたいのですが、形が決まらなかったり、納品方法が決まらなかったりするとなかなか決め打ちできません。
では、具体的にどんな項目があるのか。今回は、意外と軽視されがちな「ソフト費」についてご説明します。

■デザイン費
まずはデザインにかかる費用です。ディスプレイのデザインは、ポスターのように平面だけではなく、形状も含めて立体的に考えなければならないため、高度なデザインスキルが必要です。二次元ではなく三次元でデザインをとらえ、どこから見ても成立するデザイン力が求められますので、どちらかというとプロダクトデザインに近いと思います。しかし、マス広告のデザイン費と比べるとかなり割安な金額設定がなされているのが実情です。一般的には、10万円〜50万円程度が相場のようです。

■設計費
 化粧品ディスプレイを制作する際、意外と知られていませんが、最も重要と言っても過言ではないのがこの設計です。まず、私が知る限り、化粧品ディスプレイのデザインと設計を、完全にひとりでこなせるスキルのある方はいません。弊社のように構造に詳しいデザイナーもいますが、フィニッシュの図面作成まではデザイナーひとりではできません。ですから、デザイナーのイメージをいかに具現化させるか、というところが設計の最初のポイントですが、デザインのイメージをそのまま立体にできる設計士は、意外と多くいない。「デザインそのままの形になってる」というだけで、当たり前のようですが、実はすごいことなのです。
また、量産する際、印刷の機械を何台使用するかでコストが大きく変わりますが、印刷台数を決定するのは、すべて設計次第です。同じ形のディスプレイを設計しても、図面は10人10色です。印刷台数の効率化を考慮しながら設計できるスキルも、非常に重要です。
最後に、「組立」です。ディスプレイの多くは組立てて納品するタイプですので、組立の工程は欠かせません。組立てるのは人です。機械ではありません。組立が難しければ難しいほど、人員と時間が必要になり、組立代が膨大な金額になってしまうことが少なくありません。
「途中で構造が変わり、納期の問題もあり最後の最後で組立代が跳ね上がって予算を超えてしまった!」よくあるトラブルです。この組立の難易度を決めるのも、設計です。前述の通り、設計士によって難易度が左右されます。「組立てやすさ」まで考えて図面を起こせるのが、本当に良い設計です。ただし、あまり簡易にしすぎると、「商品を乗せたら壊れた」などという大事故につながってしまうため、簡易性と強度をバランスよく考慮する必要があります。
このように、設計とひとくちに言っても、「デザイン再現度」「印刷台数」「組立てやすさ」「強度」の4要素を満たさなければならず、非常に高度なスキルが求められます。個人的にはデザインと同じか、ものによってはそれ以上の報酬が必要だと思います。
しかし、「設計費」という項目がまだまだ認知されておらず、対価をそのまま請求できないため、印刷費の中に含めてしまうことを余儀なくされているのが、現状でもあります。
ディスプレイ業界において、デザイナー、設計の認知度、フィーの向上は大きな課題です。

ハンガーディスプレイ制作事例

カウンターディスプレイ・カウンター什器の弊社制作実績一覧です。
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